クラウド継業プラットフォーム「relay(リレイ)」を運営する株式会社ライトライト(本社:宮崎県宮崎市 / 代表取締役:齋藤隆太 / 以下、ライトライト)は、本日2020年10月23日(金)より、新たな取組みとして、自治体と連携し現地の後継者問題を解決するマッチングサイトの運営を行う「relay the local(リレイ ザ ローカル)」を開始します。連携する最初の自治体は、宮崎県の南西部にある高原町(たかはるちょう)です。それに伴い、本日、高原町にて高原町長 高妻 経信氏と記者会見を行いました。

1、「relay the local(リレイ ザ ローカル)」について

relay the localは、クラウド継業プラットフォーム「relay(リレイ)」と地方自治体が連携し事業承継マッチングサイトを共同運営する取組みです。事業承継を検討されている地域の事業者の方へのヒアリングや取材記事化、後継者候補探しはもちろんのこと、移住者の受け入れから事業の引き継ぎまで全面的にサポートすることで、現地の後継者問題を解決し、事業承継を起点とした、UIターンを促進します。

※自治体の方のお問い合わせはこちら:https://relay.town/inquiry

 

2、宮崎県高原町との連携について

高原町は、宮崎県南西部にあり、天孫降臨伝説の神話のふる里として知られる町です。relayとして自治体と初めての連携となる今回は、高原町の方が現地での各種コミュニケーションを、relayが取材や記事作成、後継者候補の集約などを担うことで、事業承継マッチングサイトの共同運営を行います。

 

最初の事業承継案件は「天然酵母田舎のパン屋さん」で、これから随時追加予定です。なお、今回の後継者候補の方は地域おこし協力隊として高原町で雇用することも可能となっており、稀少なケースとなっております。

 


「天然酵母 田舎のぱん屋」のオーナー 松崎さん。夫婦で経営されています。

「天然酵母 田舎のぱん屋」は、宮崎県高原町にある家族経営のぱん屋さんです。町で二件あるぱん屋さんのうちの一件で、町内各地に製造したぱんを卸しています。今回は、経営者の高齢化による後継者募集です。
※後継者の募集ページ:https://relay.town/articles/takaharu-pan/

 

高原町の風景

3、代表取締役 齋藤 隆太よりコメント

「町にたった一軒のお肉屋さんが突然閉店してしまって、困ってるとよ」

「クラウド継業プラットフォーム relay(リレイ)」の構想を、初めて高原町役場までご案内に伺ったときに、担当者さまから聞いた言葉です。人口が1万人に満たない小さな町にとって事業承継の問題が実生活にまで及びつつあるリアルな声に衝撃を受けたことを覚えています。

 

高齢化も進んでいる中山間のこの町で、足繁く通ったお店がなくなってしまったとき、その町に住むおじいちゃん、おばあちゃんは次にどのような選択肢が持てるのでしょうか。小さな町であればあるほど、一事業者の営みが近隣の多くの住民に紐づく大事な町の資産になっていることを実感させられます。

 

自治体とともに町の事業承継問題を解決するプログラム「relay the local」。第一弾として宮崎県高原町と事業承継問題の解決で連携し、地域社会の抱える深刻な後継者不足への新しい解決策を提示していきます。

Light Right Inc.
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