「クラウド継業プラットフォーム relay(リレイ)」を運営する株式会社ライトライト(本社:宮崎県宮崎市 / 代表取締役:齋藤隆太 )は、「地域とのつながりかた」をコンセプトに地域の人や暮らしを紹介する雑誌 「TURNS」を発行する株式会社第一プログレス(本社:東京都千代田区 / 代表取締役社長 :川島 宏文)と「事業承継」分野において協業を開始。relayとTURNSが共同で取材、イベントなどを行い、継業を伴った移住を行う「あとつぎターン」人材を増やしていきます。
今回の協業について
「クラウド継業プラットフォーム relay(リレイ)」は、2020年7月3日にオープンした事業承継を加速させるためのマッチングプラットフォームです。「事業承継をオープンに。」をスローガンに、「どこの」「誰が」事業の引き継ぎを希望しているかという情報を記事形式で紹介しています。
今回、地方における事業承継問題の解決を目指すため、「地域とのつながりかた」をコンセプトに地域の人や暮らしを紹介する雑誌 「TURNS」と協業。relayにて掲載している事業承継を希望している事業者の引き継ぎ先を、TURSNの紙面やweb上でも募集していきます。
協業の背景(「あとつぎターン」の可能性)
relayとTURNSは今回の協業発表の前に、relayに掲載し後継者を公募している案件情報をTURNSの紙面とwebに記事を掲載するトライアルを行っています。その結果、掲載した案件のうち1件はすでに事業承継完了、もう1件もTURNSを経由したお申し込みにより2021年1月には事業譲渡契約の完了を見込んでいます。
2020年度版「中小企業白書」によると、2019年の中小企業の廃業数は年間43,348件。うち約60%が黒字のまま廃業しているという状況で、その大きな理由は「後継者不足」です。2025年には約20万人の経営者が70代に突入する予測がされており、中小企業の事業承継は日本社会の喫緊の課題です。
これまで、承継元が事業承継情報をオープンにして後継者を公募するのはリスク管理の観点から通常の商習慣では行われてきておりません。しかしながら、事前に十分にリスク管理しつつ、SNSなどを通じて承継情報を積極的に広めることにより、個人法人問わず、多様な買い手候補からお問い合わせを頂くことができます。
relayは、TURNSと協業することで、既存の仕組みからこぼれ落ちてしまう小規模事業者や個人事業主の事業承継をこれからも積極的に支援し、後継者となってUIターンする「あとつぎターン」を増やしていきます。
両社よりコメント
株式会社ライトライト 代表取締役 齋藤隆太
「地方には仕事がない」とよく言われます。しかし、有効求人倍率を見ると1を超える地域が多い。求職者の「やりがい」を満たす仕事が少ないことが予想されます。
一方、事業者側では後継者不在による惜しまれながらの廃業が増えています。
後継者に「めぐり逢えない」まま、地域の中で支持されている事業者がたくさん消えているのです。
今回relayとTURNSが協業し、「やりがい」を求める人と「後継者がいない」事業者をマッチングする「あとつぎターン」プロジェクトを開始します。
これから後継者不足で悩む地域に、一つでも多くの「めぐり逢い」をつくっていきます。
株式会社第一プログレス TURNS編集部 編集長 坂本 二郎氏
今までTURNSでは、特集や連載などを組みながら、継業について考えてきました。その中で、読者、地域の人びと、自治体などあらゆる方面からの継業にまつわる相談も受けてきました。「継ぎたい」「継いでもらいたい」。全国に散らばるニーズを顕在化し、マッチングさせることはできないのかという思いから、今回の協業に至りました。
今回は、継業のプラットフォームである「relay」と協業し、メディアの立場を活かしながら、今まで束ねることの難しかった事業者と後継者を、より強くつないでいきます。
TURNSについて
TURNS(ターンズ)は、日本の“地域”をテーマに、ローカルで暮らす魅力(自然・人・ライフスタイル・文化・食・産業・アートなど)、そこで生活する人々の姿やその仕事、地域活性化に取り組む団体や活動、そこで生きるための知恵(受け入れ制度、支援策、就職、住まい、起業ノウハウなど)まで、さまざまな情報を提供するメディアです。※公式Webサイト https://turns.jp/
◆株式会社第一プログレス
所在地:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館ビル9階
代表取締役社長 :川島 宏文
資本金:50,000,000円
事業内容:総合広告代理業 出版業
Webサイト:https://ichipro.co.jp/