提携の概要と背景
熊本県あさぎり町は、宮崎県との県境の山々に囲まれた盆地の中央に位置し、朝の幻想的な霧が美しいことに由来してこの名がつきました。
盆地の特徴である昼夜の寒暖の差が激しいところであるため、果物や野菜が豊富にとれるなど農業が盛んです。また、良質な水に恵まれた古くからの米どころであり、日本の米焼酎の代表的生産地でもあります。
あさぎり町では、球磨地域の中央部に位置することから、飲食店を中心とした商工業や農業が盛んではあるが、若年者を含む全体就業者数が減少。農業後継者の育成と企業誘致等の雇用対策による就業人口の確保が今後の課題と考えられます。
(左から株式会社ライトライト取締役COO 齋藤めぐみ、あさぎり町長 北口俊朗氏、あさぎり町商工会長 中尾健一氏)
このたびの連携協定では、あさぎり町の第三者事業承継の推進に向けて、あさぎり町と共に取り組んでまいります。連携の第一弾として、あさぎり町に特化した後継者募集案件を掲載した「relay the local あさぎり町」を開設しました。今後はアンケートを実施し、あさぎり町に相談が寄せられる後継者不在事業者の情報をrelayに提供いただき、「relay the local あさぎり町」への掲載を行います。
「relay the local あさぎり町」について https://relay.town/local/kumamoto/asagiri
このたびの協定に際し、事業承継マッチングプラットフォーム「relay」内に、あさぎり町に特化して後継者募集案件を掲載した「relay the local あさぎり町」を開設しました。あさぎり町で後継者を募集している事業のストーリーや後継ぎ候補への想いをオープンネームで公開し、その事業に共感する全国の熱意のある後継ぎ候補を募集します。
この取り組みでは、relayとあさぎり町が連携し、地域の経営資源を活かすとともに、事業の引継ぎから移住の受入れまで、事業者の皆さんに寄り添った継続的な伴走支援を行っていきます。
事業承継マッチングプラットフォーム relay(リレイ)について https://relay.town/
事業を譲り渡したい経営者と事業を譲り受けたい後継者候補をWeb上でマッチングさせるサービスです。従来、社名や企業情報が伏せられてきた事業承継のマッチングをオープンネームで行い、どんな想いで企業や店舗を運営してきたか、オーナーの横顔を含めた想いを記事化し、後継者候補を広く公募します。これまでのマッチングでは、「買い物に訪れていた小さなパン屋のファン」や「カフェを経営したい夢を持つ夫婦」が後継者となる第三者事業承継を実現。買い手が売り手の事業と想いを深く理解できる、商談率・成約率No.1※の事業承継マッチングプラットフォームです。経済産業省による「J-Startup KYUSHU」選定企業。令和4年度から2年連続で、経済産業省の地域・企業共生型ビジネス導入・創業促進事業にも採択されています。
※デロイト トーマツ ミック経済研究所株式会社「国内ビジネスマッチングプラットフォーム市場の現状と展望【2022年版】」(mic-r.co.jp)