提携の概要と背景

大分県臼杵市は、大分県の東南部に位置し、キリシタン大名（大友宗麟）が築城した臼杵城跡や中世の町並みが色濃く残る城下町をはじめ、歴史と文化が数多く残るまちです。

市内には４００年以上前から続く発酵・醸造文化や質素倹約の中で知恵を絞って生まれた郷土料理など独自の食文化が発展してきました。２０２１年１１月には、国内で２番目となる「ユネスコ創造都市ネットワーク（食文化分野）」に加盟しました。

臼杵市では、商店主の高齢化や後継者不足、消費者のライフスタイルの多様化、商業施設の郊外立地等により、商業活動の拠点であった街の中心部では空き店舗の増加等が懸念されています。

今後は武家屋敷や町家、寺院等が立ち並ぶ商業と観光の中心である中心市街地の 都市機能を充実させ、まちづくりや観光と一体となった商業の魅力づくりが必要です。

（左から臼杵市長 中野五郎氏、株式会社ライトライト代表取締役 齋藤隆太）

この度の連携に伴い、臼杵市役所にて協定書の調印式を実施しました。連携協定では、臼杵市の第三者事業承継の推進に向けて、臼杵市と共に取り組んでまいります。

連携の第一弾として、臼杵市に特化した後継者募集案件を掲載した「relay the local 臼杵市」を開設しました。

今後、臼杵市に相談が寄せられる後継者不在事業者の情報をrelayに提供いただき、「relay the local 臼杵市」への掲載を行います。

「relay the local 臼杵市」の開設   https://relay.town/local/oita/usuki

　このたびの協定に際し、事業承継マッチングプラットフォーム「relay」内に、臼杵市に特化した後継者募集案件を掲載した「relay the local 臼杵市」を開設しました。臼杵市で後継者を募集している事業のストーリーや後継ぎ候補への想いをオープンネームで公開し、全国から熱意のある後継ぎ候補を募集します。

この取り組みでは、relayと臼杵市が連携し、事業承継を希望する地域の事業者と全国の後継候補者、起業者をつなぎます。地域の経営資源を活かすとともに、事業の引継ぎから移住の受入れまで、事業者の皆さんに寄り添った継続的な伴走支援を行っていきます。

事業承継マッチングプラットフォーム relay（リレイ）について   https://relay.town/

事業を譲り渡したい経営者と事業を譲り受けたい後継者候補をWeb上でマッチングさせるサービスです。従来、社名や企業情報が伏せられてきた事業承継のマッチングをオープンネームで行い、どんな想いで企業や店舗を運営してきたか、オーナーの横顔を含めた想いを記事化し、後継者候補を広く公募します。

これまでのマッチングでは、「買い物に訪れていた小さなパン屋のファン」や「カフェを経営したい夢を持つ夫婦」が後継者となる第三者事業承継を実現。買い手が売り手の事業と想いを深く理解できる、商談率・成約率No.1※の事業承継マッチングプラットフォームです。経済産業省による「J-Startup KYUSHU」選定企業。令和4年度から2年連続で、経済産業省の地域・企業共生型ビジネス導入・創業促進事業にも採択されています。

※デロイト トーマツ ミック経済研究所株式会社「国内ビジネスマッチングプラットフォーム市場の現状と展望【2022年版】」（mic-r.co.jp）