2023年3月に惜しまれながら閉店した、ジャリパンで知られる老舗のパン製造販売店「ミカエル堂」(宮崎県宮崎市)は、2023年3月に事業承継マッチングプラットフォーム「relay(リレイ)」(運営:株式会社ライトライト / 本社:宮崎県宮崎市 / 代表取締役:齋藤隆太 )を通して後継者を募集し、同じ宮崎県在住の方による事業承継が成立しました。
ミカエル堂の新オープンに先立ちまして、このたび引継ぎセレモニーを開催いたしました。
今回の事業承継成立について
1926年創業の「有限会社ミカエル堂」は、宮崎県発祥の菓子パン「じゃりパン」を発案したことでも知られる老舗のパン製造販売店です。学校給食でも取り扱われていたことから、多くの宮崎市民に親しまれているミカエル堂でしたが、設備の老朽化や材料費高騰等様々な理由が重なり、2023年3月に惜しまれつつパンの製造を中止、店舗は閉店することとなりました。
宮崎市民の思い出がつまった「ミカエル堂」と「じゃりパン」を後世に残してほしい、と三代目店主の都成(となり)五男さんが2023年3月から事業承継マッチングプラットフォーム「relay(リレイ)」にて後継者募集を開始すると、SNS上では閉店を惜しむ声やミカエル堂の今後について注目が集まっていました。
応募者は40名を超え、多くのメディアからもミカエル堂の後継者について注目が集まる中、ミカエル堂の屋号とレシピを引き継ぐこととなったのは、宮崎県出身、自身も学生時代にミカエル堂のジャリパンを食べて育った、株式会社egumiculture(東京都渋谷区) 代表取締役の大津伸詠さんです。
ミカエル堂の屋号とレシピを受け継いだ大津さんは、ミカエル堂の新店舗を宮崎市中央卸売市場・市場商店街(通称:カンカン通り商店街)に2024年11月14日(木)にオープンいたしました。
引継ぎセレモニーの開催について
3代に渡り、約100年の経営に幕を閉じ大津さんにバトンを渡した都成さん。その功労を称えるとともに新店舗店主の大津さんのお披露目もかねて、新店舗オープン前日の11月13日(水)に引継ぎセレモニーを開催いたしました。今年9月からジャリパンのレシピ習得に向け二人三脚で修行をしてきたお二人。互いの信頼関係がにじみ出る、温かいセレモニーとなりました。